東映 宣伝部 磯部さん(司会進行)
映画「四日間の奇蹟」は、2001年の「このミステリーがすごい!」大賞受賞作品で発売当初から、 思わず感謝したくなる物語、心が洗われるような物語であると、非常に話題になって
きた作品です。現在では80万部を超える大ヒットになっている小説です。
1月29日から山口県でロケを開始して、角島を中心に2月22日までの予定で撮影をさせていただきます。映画の舞台そのものが「角島療養センター」という名称のもとでの美しい景色の中で、涙と感動のラブストーリーを仕上げたいという思いで撮影に入っています。
東映 プロデューサー 菊池さん
ここで撮影させていただくようになった経緯を簡単に説明したします。この映画の企画は、一昨年まだ「半落ち」が公開される前に、佐々部監督が原作を読まれて、ぜひ映画にしたいと、私どもの方にオファーがございました。
監督の熱意とすばらしい台本を、当時10数社が、映画化したいというオファーがあったと聞いておりますが、その中で、佐々部監督の熱意と原作への感謝とのキーワードが、原作者の方に汲んでいただきまして、映画化を承諾をいただいた次第です。
「半落ち」の終了後、キャスティング、脚本作りをし、1月28日から山口県でクランクインさせていただきました。総製作費は5億円の予定です。ここ「角島」のすばらしい自然環境の場所に、5000万円をかけて、教会とか風車他、色々な施設を建てさせて頂きました。撮影は2月20日前後まで、角島および山口県内で撮影させていただきます。
3月から東京のセットで撮影に入り、3月11日前後に撮影が終わる予定です。その後、5月の上旬に、映画が完成になりまして、6月4日公開になっています。
TBS プロデューサー 間瀬さん
私どもとしましては、昨年5月に公開いたしました「世界の中心で愛をさけぶ」、10月に公開いたしました「いま会いに行きます」に続いて今年6月4日「4日間の奇蹟」これをラブファンタジーの3部作と捉えております。
今回ここにお集まりの皆さん、豪華なキャストの皆さんに参加していただくことができ、さらに人間ドラマを描いたら、この方の右に出る方はいないだろうという佐々部監督のメガホンのもとで、必ずや6月4日に今までにない、新たなラブファンタジーの世界を描いた作品を、皆様にお届けできると思っております。
佐々部清監督
いまプロデューサの方から説明がありました通り、発売してすぐのこの名作を読みまして、なんとなく「ふーっと」惹かれるものがありました。自分にあった作品になるのではないかなと思って「半落ち」をやりながら、脚本つくりを約1年かけてやってきました。いつも俳優さんとは一期一会と思っているんですが、西田さん、吉岡君には、「半落ち」から参加してもらっています。
いつもどおり肩に力をいれずに、淡々と人の様だけを撮っていこうと思っていますが、原作にある、千織ちゃんの中に、28歳の女性が入ってくるものですから、脚本上はうまくいっているとは思いながら、そのお芝居を撮るのが結構ハードルが高くて難仕事に挑戦しているなと思っているんです。
うまくいけば、ちょっと今までに見たことのない映画になるかなあと思っています。
吉岡秀隆さん(如月敬輔役)
今日は雨の中ありがとうございます。信頼する佐々部監督の下で感謝の気持ちがきちんと伝わる映画を毎日何かに祈るように演じて行きたいなと思います。どうぞよろしくおねがいいたします。
石田ゆり子さん(岩村真理子役)
本日はありがとうございます。とても素敵な場所で、私は山口県に来るのは初めてなんですが、毎日、海を見ながらまた、あそこに立っている教会を見ながら、土地のパワーをかりる気持ちで頑張っています。
まだ、撮影は始まったばかりで、これから大変なシーンがたくさん待っているんですが、素敵な映画を作りたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
尾高杏奈さん(楠本千織役)
皆さん今日は寒い中来てくださってありがとうございます。映画は初めてで、こんないい作品に出られるなんて夢にも思って
もいなかったのですが、ほんとに選んでくださった監督 やスタッフの方に感謝しています。
そしてこんな遣り甲斐のある役をできるのが、とてもうれしいです。人の心に残るような作品になればいいと思っています。
中越典子(岩村真理子役)
本日は遠いところたくさんの人に来ていただいて、嬉しいです。ここはとても海がきれいで太陽の光を浴びてキラキラしていて、すごく優しい印象を持ちました。切なさの中に幸せがあるこの作品に出演できることを、ほんとに嬉しく思っています。皆さんと一緒にがんばっていい作品にしたいと思っていますので、よろしくお願いします。
西田敏行さん(倉野順次役)
私の役は脳の研究をしている科学者でございます。「大丈夫かなぁ」と思うような難しい役ですが、私は、佐々部監督に惚れておりまして、お話ををいただいたとき、無条件にギャラの設定とか (笑)何もなしに出演を快諾させていただきました。
監督の映画に対する想いや生き様がとっても大好きなので、絶対の信頼をして、今ここにいます。ロケーションに参加したのは、新参者でしていちばん最近なんですけれども、昨日もみんなと飲み交わして、すっかり打ち解けております。
吉岡君とは何度もご一緒させていただいているんですが、すばらしい俳優さんで天才としか思えない。せめて「北の国から」にも一緒にやりたかったなぁという感じですが(笑)。ゆりちゃんも杏奈ちゃんも中越さんも、ほんとにすばらしい方々とご一緒で、本当に心が暖かい感じのメンバーになっております。頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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記者:角島の印象は?
吉岡秀隆さん
監督に話は聞いていたんですけど、実際にきてみて、疑問を抱いていた脚本の中の「ちょっとどうなのかな?」と思っていたところが、ピッタリで・・・。疑問が全部消し飛んでしまいました。
それくらい光ひとつとってみても、海の色がすぐ変わったりとか教会がやっぱり印象的だったし、いい作品ができるように祈れる現場なんだなと思います。
西田敏行さん
ほんとうになんていう素晴らしいロケーションの、海の綺麗さ、日本の3大透明度というすばらしい海岸だと伺いましたし、それを目の当たりにしてほんとに綺麗な場所だと思いました。人も穏やかで、やさしくて、私は福島県の人間なんですけど、山口に入るとちょっと興奮気味なんで(笑)・・・福島出身であることを忘れたいなと思っております。(笑)
記者:原作では「山」の設定になっていますが、どうして「海」を選ばれたのですか?
佐々部監督
僕は下関で育って海が好きだというのもあるんですが、敬輔という役は吉岡君で考えていて、6月に公開される映画なので、今の時期に撮影すると山だと、どうしても雪景色になって、吉岡君で雪景色だとなぁ(笑)、頭の中にどおしても
「北の国から」のあの歌が浮かんできたりするものですから・・・(笑)
それからここは違う作品のロケハンで訪れていて、ビジュアルにするときに、ひとつの建物に自然を巻き込むと、もうちょっと大きな広がりが持てないかなと思ったんです。山に入るとどうしても限られた景色、それがここに来ると居室から食堂に行くのも、表を通るとか・・・絵の中で広がりがもてたんですね。そうすると、映画にすると、映像が膨らんでいくと思ったんです。日本全国、色々な所を回ったんですが、ここにしました。
記者:千織ちゃん役が大きな鍵を握っていると思うんですが、新人の尾高さんを起用した理由は?
佐々部清監督
今回の映画はピアノが弾けないことにはこの役はやれないぞということで、書類から選考しておそらく1000人以上の人から、ピアノができる方だけを選んで、1ヶ月半くらいかけて、約200人の方と会いました。
キャラクターもそうなんですが、28歳の女性を演じなければいけないという非常に高いハードルがあったので、3回か4回面談を重ねるうちで、人数を減らしていき、お芝居も28歳と知的障害と両方やれると手ごたえがあったのが、最終的に残った尾高君だったということですね。

記者:かなり人気のある原作ですが、プレッシャーはありませんか?
佐々部監督
「半落ち」のときもそうですし、今回も売れてる本なんで、読者の本に対するファンってたくさんいらっしゃいますよね。「半落ち」のときも心がけたことは、映像的に変わっていったりしても、底辺にあるものは変えちゃいけないなって思っています。僕が感じたものを正直に撮って、失敗したら自分が腹をくくるしかないと思いますし、そのために自分なりのスタッフを交えて俳優さんを交えて、一生懸命準備してきました。後は公開を祈るばかりです。まだ、撮影はあるんですが、そこで審判を・・・と思っています。それはいつものことなんで。ベストセラーだからといって、肩に力が入らないように心がけています。もちろんプレッシャーはありますが。
記者:今回の作品の見所でもある真理子さんと千織ちゃんが入れ替わる演出上の説明をお願いします。
佐々部監督
CGとかが苦手なものですから・・・(笑)直球勝負で、CGで人と人が入れ替わることはやらないつもりです。ちゃんと生身の人間を撮りつつ、その乗り代わりというのを僕なりの表現で魅せたいなと思っています。それが今回の勝負のしどころと思っています。
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会見に参加して・・・
監督、スタッフ、俳優さんが一丸となっていい作品を作ろうという熱意がヒシヒシと伝わってくる会見でした。
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